4-1.ドア/窓センサの配置、固定
SmartRem iGuardのドア/窓センサの設置、固定について説明します。
 注意!
注意:
ドア/窓センサは磁気を使用します。磁力を帯びる材質のドア/窓(鉄またはステンレス)では使用できません。
磁力を発する機器(テレビ、ディスプレィ、モーター、高圧電力設備)の近くでは使用できません。
倉庫等の光が入らない状態が長く続く場所ではバッテリーの充電ができませんので使用できません。
風雨が直接あたる屋外では使用できません。
磁気センサ側には電子回路が入っています。風雨が当たらない場所に設置下さい。(マグネット側は多少の雨、結露でも問題ありません。)
SmartRem iGuard本体との距離が離れている場合、RC造等で壁を挟んだ場合、RC造等で本体と磁気センサの階が違う場合等で電波が届かない場合は、使用できません。

1.「ドア/窓センサ」の仕組み
SmartRem iGuardのドア/窓センサの仕組みについて説明します。。
  ドア/窓センサについて。
本体の「センサ方向検知マーク」がある場所に磁気センサが内蔵されています。。
マグネット内部に高磁力マグネットが内蔵されています。
扉または、ドアを閉じた時に本体、マグネットが5mm以下の距離に近づくように設置します。
ドア/窓が閉じていると、磁気センサが、マグネットの磁力を検知し、扉が閉じてると判断します。
 ドア/窓が開いていると、磁気センサが、マグネットの磁力を検知できないので、扉が開いていると判断します。
 磁気センサ(本体)とマグネットの間隔がおおよそ5mm以下の場合にドア/窓が閉じている。5mm以上の場合にドア/窓が開いていると判断します。
検知したドア/窓の情報は、太陽光パネルで発電した電力でSmartRem iGuardに送信されます。
ドア/窓が開から閉に、閉から開に変化した時点で信号がSmartRem iGuardに送信されます。
ドア/窓が閉状態、開状態を継続している場合(閉じ続けている状態、開続けている状態)の場合でも20〜30分間隔で現在の状態を送信します。
内蔵バッテリーが満充電の場合、25度の環境で25分に1開信号を送信する場合、バッテリーは約6日間もちます。
太陽光パネルは、50lux以上の明るさで充電を行います。約400lux(白熱電球または蛍光灯の明るさ)で25分で満充電となります。
2.ドア/窓における設置位置の選択
ドア/窓における設置位置の選択について説明します。

各タイプのドア/窓における推奨設置位置は左図の通りです。
片開き
室内側の壁に磁気センサ、稼働するドア/窓にマグネットを設置します。
垂直または水平に設置します。ドアが閉じた時に間隔が小さくなるようにします。

観音開き
室内側のドア/窓上部にそれぞれ磁気センサとマグネットを取付ます。
玄関ドア等の場合は、通常閉じている側に磁気センサ、開く側にマグネットを付けます。

引き戸
室内側のドア/窓上部にそれぞれ磁気センサとマグネットを取付ます。
玄関ドア等の場合は、通常閉じている側に磁気センサ、開く側にマグネットを付けます。

両開き
固定側がありませんので、室内側に磁気センサ、外側窓/ドアの内側にマグネットを固定します。
サッシ枠にマグネットをつける幅が無い場合は、ガラス面に取り付けます。この場合、磁気センサをマグネットの間隔が5mmを超える場合があります。その場合はスペーサという下駄をはかせてマグネットを持ち上げます、(後述)

3.ドア/窓センサの固定(両面粘着テープ)
両面粘着テープによるドア/窓センサの固定について説明します。(取付例は、両開きアルミサッシ)
SmartRem iGuard以外に必要な物は、
※ ウエットタイプの化学雑巾(油分を除去できるもの)
※ ドライヤー(冬場の気温が低い時期に取り付ける場合)
木製のドア/窓の場合、付属の両面粘着テープでは取付できません。(後述のネジ止めを行ってください)
表面がなめらかではない場合、付属の両面粘着テープでは粘着力が弱く取付できません。
その場合は、市販の強力タイプの両面粘着テープを試して下さい。
添付の両面粘着テープは、接着面が40度以上になる場所(南面、西面のドア/窓)には使用できません。次項の南面、西面のドア/窓を市販の両面粘着テープで固定する。

準備
両面粘着テープ
ドア/窓センサには両面粘着テープが付属しています。このテープは、強く接着できるにもかかわらず跡を残さず取り外しが可能です。
取り外したドア/窓センサを別の場所で使用する場合は、両面粘着テープをホームセンタ等でお求め下さい。
コマンドタブ Mサイズ(3M製) : 磁気センサ用
コマンドタブ Sサイズ(3M製) : マグネット用
大きい両面テープの赤いマークがある面の剥離紙をはがし、本体左右に貼ります。その際に粘着剤の境目を本体境目と合わせます。
小さい両面テープの赤いマークがある面の剥離紙をはがし、マグネットの長辺の端をあわせ、穴の中心に奥を合わせます。
マグネットの両面粘着テープのはみ出た長辺をハサミで切ります。
仮合わせと清掃
仮合わせ
本体とマグネットを取り付ける位置に仮合わせします。
本体とマグネットの間隔が5mm以下となるように位置決めします。
清掃
ウエットタイプの化学雑巾で両面粘着テープで貼り付ける場所を清掃します。
液体洗剤と雑巾等で清掃する場合は、水拭き、乾拭きをし洗剤が取付面に残らないようにして下さい。
冬場に取り付ける場合は、取付面(ガラス・サッシ)をドライヤーで温めて下さい。また、取り付ける本体とマグネットも冷たさを感じない程度に暖めて下さい。
温める場合は、温風が当たる場所の近くにカーテン等の可燃物がないようにして下さい。
一度に温めるのではなく、温風を短い時間(30秒程度)当てて、温まりを確認して下さい。温まり具合を確認する場合は、取付場所の周囲を触って下さい。
触って冷たく感じなくなれば十分です。

木製のドア/窓にはドライヤーは当てないでください。
樹脂製のドア/窓はドライヤーを弱にし、温めすぎないようにして下さい。

仮止め
仮止め
本体をセロハンテープ等で仮止めします。
磁気センサマークの中心のマグネット側に中心だしマークを付けます。(色鉛筆等の色を落とせるものでマークします。)
マグネットをセロハンテープ等で仮止めします。
左写真の場合、マグネットと磁気センサが5mmを超える距離となるため、磁気センサをガラス面に近づけて仮止めしています。
本体をサッシ枠よりガラス面に近づけて取り付けた場合、ガラス戸を開けきると磁気センサに窓枠が当たります。窓を明けきらないように注意する必要があります。
信号受信
信号受信
SmartRem iGuardの「センサ読込」画面を開きます。
マグネットを仮止めしたドア/窓をゆっくり開きます。
「センサ読込」画面のセンサのSt欄に青いアイコンが表示されたら、信号が正しくSmartRem iGuardに届いています。

ドア/窓をゆっくり閉じます。マグネットや磁気センサが落下したりドア/窓枠に挟まれないように注意します。
青いアイコンが消えたら信号が正しく認識されています。
右に表示される数値は受信信号の強さを示します。マイナス数値が小さいほうが信号が強いことを意味します。
-50 最良の信号強度
-90 限界信号強度
-95 理論値として受信可能な最も弱い信号強度

信号強度が十分でない場合は、SmartRem iGuard本体の向き、取り付け場所を変更するか、信号中継器(リピータ)を中間に配置して下さい。

両面粘着テープで固定
固定
マグネット両面粘着テープの黒い剥離紙を剥がし、中心だしマークに合わせて固定します。
磁気センサ両面粘着テープの黒い剥離紙を剥がし、マグネットにに合わせて固定します。
再度「センサ読込」画面で信号受信テストを行います。

冬場にサッシ枠、ガラス面が再度冷えたら貼り付ける前にドライやで再度温めます。
マグネット、ケースのがしっかり接着されるようにしっかり押さえます。

ケースを抑える時に太陽光パネルを損傷しないように注意して下さい。
4.ドア/窓センサの固定(南面、西面のドア/窓を市販の両面粘着テープで固定する)
市販の両面粘着テープによるドア/窓センサの固定について補足説明します。(基本取付は上項参照)
SmartRem iGuard以外に必要な物は、
※ ウエットタイプの化学雑巾(油分を除去できるもの)
※ ドライヤー(冬場の気温が低い時期に取り付ける場合)
※ 耐熱、耐水の市販両面粘着テープ(推奨品:エーモン工業製 N879 超強力両面テープ(極うす) カー用品販売店にて購入可能)
準備
市販品両面粘着テープ
両面テープを本体、マグネットに貼り、余分な場所を挟みで切り取る。
上項に従いドア/窓に張りつけます。
5.ドア/窓センサの固定(ネジ止め)
ネジによるドア/窓センサの固定について説明します。
SmartRem iGuard以外に必要な物は、
※ 4mmの木ねじ(磁気センサ本体取付け用)
※ 3mmの木ねじ(マグネット取付け用)
※ 小さいマイナスドライバー



仮止め
仮止めする
上記両面粘着テープでの固定を参考に磁気センサ、マグネットをセロハンテープ等で仮止めし、センサテストを実施します。、
磁気センサからの電波がSmartRem iGuardに届くことを確認したら、マグネット位置、磁気センサ位置をに印を付けます。




マグネットネジ止め
マグネットケースを開き木ネジで固定する
マグネットのケース裏の隙間にマイナスドライバーを差し込み、ケース裏蓋を開けます。
内部には棒状のマグネットがあります。
マグネットが付いているものを3mmの木ねじで固定します。
マグネットにケースカバーをかぶせます。

磁気センサのケースを開き木ネジで固定する
磁気センサ本体のケース開爪にマイナスドライバーを差し込み、ケース裏蓋を開けるように力をかけながら爪を押し下げます。
左右の爪を押し下げながらケース裏蓋を外します。
磁気センサ裏蓋側を4mmの木ねじで磁気センサ側の方向を確認しながら固定します。
磁気センサが入っている本体を裏蓋にかぶせます。

マグネットを固定する時にマグネットを紛失しないようにご注意ください。
磁気センサには左右があります。裏蓋の左右(磁気センサ側)は、センサスイッチ用穴を頼りに判断します。
磁気センサはセンサケースに固定されていません。壁に固定した裏蓋にセンサケースをかぶせる時等に磁気センサを落下させないように注意して下さい。
磁気センサ裏蓋とセンサケースの左右を間違えると磁気センサが破損する場合があります。十分注意して下さい。
6.スペーサを使ったマグネットの下駄のはかせかた
ドア/窓と枠の段差が大きく、磁気センサとマグネットが5mm以下に接近させることが出来ない場合、マグネットの下に下駄を履かせて調整します。
スペーサ使用

   
7.取付例等

取付例(断熱サッシ・ドアへの取付)
@ ドアと観音開き少ドアへの取付。段差が大きいのでスペーサを6枚程度使用。
A 本体の方向を90度回転させて取付。本体背面の取付幅が小さいが、マグネットの固定にスペーサを使用しないので安定します。
B Aと同様に、本体背面の取付幅が小さいが、マグネットの固定にスペーサを使用しないので安定します。また、Aに対して本体太陽光パネルに雨が当たりにくい。
  両面粘着テープで固定したマグネットや本体を外す時
ステッカーはがしを使って外します。

4.センサ配置、固定 へ戻る