3-6.ルーター設定の変更
SmartRemに外部から接続して機器を操作するには、ルーターの設定を変更する必要があります。

はじめに
  基本設定はWindows PCからおこなって下さい。

  基本設定を行うWindows PCはインターネットに接続出来ることを確認して下さい。
  (このGoogleの文字をクリックして、Googleのページが表示されることを確認して下さい。)

  SmartRemが動作していることを確認します。
  下側の緑LEDが点灯している事を確認します。
  上側の赤LEDが点滅している事を確認します。
  確認できない場合は、
即座にACアダプタのプラグを抜きます。
SmartRemに挿入されているプラグ類を全て外します。
再度ACアダプタを挿入します。
正常にLEDが点灯、点滅する場合はSmartRemと各種機器、子機との結線が間違っています。
結線を確認して下さい。
接続を外してACアダプタをつないでもLEDが点灯、点滅しない場合はSmartRemの故障です。お問い合わせ下さい。

ルーター設定の変更について
  ルーターに設定されているユーザー名、パスワードが記載されたメモを用意して下さい。

  インターネットサービスプロバイダー(ISP)から通知されたユーザー名、パスワードが記載された書類を用意して下さい。

  宅外からSmartremに接続するには、ルーターにポートフォワーディングの設定をする必要があります。
  ポート変換、ポートフォワーディングとは、
  全てのインターネット機器は、IPアドレスという番号を使って接続します。これは、電話番号と同じようなものです。
自宅にあるルーターは、インターネットに接続されており、通常グローバルIPアドレスというIPアドレスを持っています。
スマートフォンから自宅のルーターに接続するにはこのグローバルIPアドレスの値を知る必要があります。
(この自宅ルーターのグローバルIPアドレスを教えてくれるのがDDNSサービスです。)
しかし、自宅のルーターまで届いた情報をSmartremに届けるには、情報に ”Smartrem宛”という印がなければいけません。
また、この印が付いている情報はSmartrem宛だとルーターが理解できなければなりません。
この印は、例えていうなら会社で使う内線番号のようなものです。
どの内線番号がどの機器宛なのかを登録する仕組みをポート変換、ポートフォワーディングまたは、IPマスカレードといいます。


1.「ネットワーク設定」を開きます。
SmartRemに接続し、「ネットワーク設定」メニューを開きます。
(SmartRemに接続できない場合は、前項 3−1SmartRemに接続する を確認します。

  ネットワーク設定メニューをクリックします。
ユーザー名とパスワードの入力が必要な場合は、
管理者名と管理者パスワードを入力します。
管理者名と管理者パスワードの初期値は、
admin / admin です。

2.ルーターへの接続
SmartRemが接続されているネットワークのルーターに接続します。

デフォルトゲートウェイ項目の横ににある接続ボタンをクリックします。



ルーターに接続します。
ルーターのユーザー名、パスワード入力画面が表示されます。



ユーザー名とパスワードを入力し、ログイン(OK)ボタンをクリックします。

 注意!
注意:
ルーターのユーザー名、パスワードが不明の場合は、
[9.困ったときに]を参照してください。

3.ルーターにポート変換、ポートフォワーディング設定を加える。
ルーターにポート変換、ポートフォワーディング設定を加える。
  ユーザー名とパスワードが正しければ、ルーターの設定画面が開きます。
左は、バッファロー製WHR-300ルーターの場合

   左は、バッファロー製WHR-300ルーターの場合
ルーターの工場出荷時ログイン名、パスワードはメーカー、
機種により異なります。
ルーターマニュアルを用意してから作業して下さい。

   ポート変換、ポートフォワーディング設定

BuffaloルーターのWHR-300の場合、ポート変換(ポートフォワーディング)は、「ゲーム&アプリ」タブの中にあります。



  ポート変換の新規追加
A プロトコルのTCP/UDPポートに 80
B LAN側IPアドレスにSmartremに設定したIPアドレス
192.168.***.211 等
C LAN側ポートに 80
D 新規追加ボタンをクリック

ルーターの機種が変わっても設定するデータは同じです。
プロトコル
(WAN側,インターネット側)ポート
TCP 80
LAN側ポート TCP 80
LAN側(ノード)IPアドレス SmartRemのIPアドレス

 注意!
注意:
ポート変換、ポートフォワーディングの設定は、ルーター機種により設定場所が異なります。
詳しくは、ルーターのマニュアルを確認して下さい。
プロトコル(WAN側,インターネット側)ポートのTCP 80を別の機器に割り当てている場合は、81番以降の割当可能番号を割り当てて下さい。
例:
プロトコル(WAN側,インターネット側)ポート TCP 81
LAN側ポート TCP 80
ルーターによっては、プロトコル側ポートとLAN側ポートに別の値を割り当てる事が出来ない場合があります。その場合は、
プロトコル(WAN側,インターネット側)ポート TCP 81
LAN側ポート TCP 81
に割り当てて下さい。
プロトコル側ポート、LAN側ポートのどちらかに80以外の値を入れる場合は、
6−8 標準以外のポート番号を使用する を参照し、他の設定を変更して下さい。
4.ルーターにWebカメラ用のポート変換、ポートフォワーディング設定を加える。
ルーターにWebカメラ用のポート変換、ポートフォワーディング設定を加える。
   Webカメラがある場合は、同様な設定を加えます。
Webカメラ1用
プロトコル
(WAN側,インターネット側)ポート
TCP 8500
LAN側ポート TCP 80
LAN側(ノード)IPアドレス Webカメラ1のIPアドレス
Webカメラ2用
プロトコル
(WAN側,インターネット側)ポート
TCP 8501
LAN側ポート TCP 80
LAN側(ノード)IPアドレス Webカメラ2のIPアドレス
WebカメラのIPアドレスは、Webカメラの登録で設定した値。
8500/8501は、Webカメラの登録で設定したWebカメラ1用リモートポート番号、Webカメラ2用リモートポート番号に同じです。
 4−2 Webカメラの登録
 注意!
注意:
ポート変換、ポートフォワーディングの設定は、
ルーター機種により設定場所が異なります。
詳しくは、ルーターのマニュアルを確認して下さい。
プロトコル(WAN側,インターネット側)ポートのTCP 8500を別の機器に割り当てている場合は、8500番以降の割当可能番号を割り当てて下さい。
例:
プロトコル(WAN側,インターネット側)ポート TCP 8600
LAN側ポート TCP 80
ルーターによっては、プロトコル側ポートとLAN側ポートに別の値を割り当てる事が出来ない場合があります。その場合は、
プロトコル(WAN側,インターネット側)ポート TCP 8500
LAN側ポート TCP 8500
に割り当てて下さい。
LAN側ポートに80以外の値を入れる場合は、
6−8 標準以外のポート番号を使用する を参照し、他の設定を変更して下さい。

引き続き次の管理者名の変更に進んで下さい。


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